この曲を聴け!
Attack!! / YNGWIE MALMSTEEN
なP ★★ (2003-11-19 01:42:00)
音質はだいぶ改善された。CDっぽい乾いた音ですけどね。少なくとも前のアルバムの自主制作レベルではないだろう。
相変わらずドゥギーは地味。なんつーか奥行きが浅いというか平面的なんですよね。けっして下手ではないし、ここでもRainbow同様ソツなく仕事をしている。でも無理やり前任者のマーク・ボールズ風のラインに近づけちゃってるのが悲しいし、結局は自分のスタイルを持たないモノマネシンガーと感じさせる局面がいっぱい。Rainbowのボーカルっつったらそりゃもう本来なら大抜擢なんだけど、選んだのはリッチーじゃなくてキャンディスだったというオチ。結局売れない歌手ってイメージが(笑)Mad Dogなんてアルペジオのソロ(こんなのを軽く弾けたら気持ちいいだろうなー)やエンディングのキーボードも含めとてもカッコ良い曲なんだけど、今のイアン・ギランか仙人ウリ・ロートの歌唱みたいなヘナチョコリンな歌い方してるぞと。
ドゥギーが入る前にAssHoleをキックされて追い出されたヨルン・ランデ(←こいつもモノマネシンガー)の方が個人的に好きなので、ブルージー風味のアルバムを作ってもらいたかったかも。ってな想いもあるんで、いつもは邪魔くさいジミヘンっぽい曲のイングヴェィVoナンバーが意外とカッコ良くて、地味に貫くこのアルバムの良いアクセントになっている。
前はPrisoner of LoveになっちゃてたG線上のアリアは改めてインストで聴くとほんとに美しい。これが何百年も前に書かれたってことに人類の歴史の壮大さを感じる。ここは一つドゥギーホワイトにも「雇」のイメージを払拭して壮大な存在になって欲しいものである。
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