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End of All Days / RAGE
Resident Evil ★★ (2004-12-13 20:52:00)
1996年発表の12th。
ジャーマンメタルの雄、RAGEの12th(RAGEと改名してから10枚目)。1984年のデビューから本作「END OF ALL DAYS」まで12年の月日が流れたのだが、年に一枚ペース。バンドのメインソングライターであるとともにマイクを握りながらもBaを兼任するピーヴィー・ワグナーの脅威の創作意欲には凄まじいものがあるが、そのペースの速さからは想像も出来ないほどに充実度の高い完成された楽曲が聴かれる。RAGE独特の毒々しさも全開で、パワフルでありながらも暗い雰囲気で聴き手を鬱にするような感じが個性を強めている。①や⑤に代表される疾走チューンも刺刺しさに溢れていて耳がちくちくと刺されるような何とも言えない感じが堪らない。他にも④や⑫は名曲と言って差し支えないほどの名リフが刻まれている。全ての曲に言えることだが、コンパクトにまとめられていながらも哀愁すら漂わせるドラマティックな曲展開にはそこらのバンドには絶対に真似できない美しさがある。他の作品にも決して劣ることのない名作。
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