この曲を聴け! 

Heartbreaker / FREE
ウォーケン ★★ (2005-04-30 20:11:00)
KOSSOFF/KIRKE/TETSU/RABBITにロジャースが加わったこの編成をFREEと呼んで良いのか微妙なところですが、
内容は間違いなく「傑作」です。
やはり冒頭のWISHING WELLのインパクトは強烈。ある意味PAINKILLERと同じような衝撃度。(例えが悪いかも…)
コゾフは5曲のみの参加で、どのプレイも良いですが、
②COME TOGETHER IN THE MORNINGでの魂を揺さぶられるようなソロは是非とも聴いてほしいところ。
また④HEARTBREAKERは、これまでのFREEのどの曲にも負けないぐらいの名曲中の名曲!
他にも、歌メロが抜群に良い⑤MUDDY WATERや、
④のようにドラマティックに盛り上がるラストの⑧SEVEN ANGELSなど、
トラブル続きだったという製作時の状況に反して魅力的な楽曲がズラリと並びます。
山内哲はフレイザーのような個性的なプレイはしないものの楽曲の良さを引き立てているし、
ラビットのハモンドは曲に厚みを加えていて、随所でハッとするフレーズが聴けます。
ロジャースの歌い回しも、当時23歳くらいにして既に円熟の域に達しているとの印象さえ感じる。
以前のFREEとはかなり違った印象ですが、メロディアスな素晴らしいブリティッシュ・ロックが聴ける名盤だと思います。
→同意