この曲を聴け! 

Hastings 1066 / THY MAJESTIE
KUZU ★★ (2003-07-13 03:49:00)
前作から、一皮むけた感のする快作と思います。曲間にふんだんにSEを導入して、場面展開しながらも全体の一体感を出すところは巧さを感じます。
疾走曲は、特に2曲目、5曲目、14曲目は聞き惚れます。バッキングのクワイアは、メインのVoを邪魔することなく上手く曲を盛り上げてます。曲中のリズムチェンジも、スピードダウンと同時に壮麗さとHeavyさを強調してあります。ギターソロは飽くまで滑らかで効果的。
じっくり聴かせてくれる曲も聴き所。特にAnger of Fateにはクワイアと彼ら独特のメロディーライン、転調をふんだんに効かせて、ドラマティシズムを醸してます。
確かにこのジャンル全般から見ると、彼らはまだまだ飛び抜けたものに乏しく、多少大人しい気もしますが、壮大でシンフォニックでコーラスを大々的にフィーチュアした音が好きな人には、アピールします。RHAPSODYには無い独自の展開力と壮麗さが備わっていて、モノマネに終わらず、またこの後の作品にもどのような形で表現されるか、まだまだ楽しみが尽きないと思います。

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