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Eternal Nightmare / VIO-LENCE
ムッチー ★★★ (2010-08-02 23:11:00)
VIO-LENCE(ん?今はハイフンは要らない?)のデヴューアルバム。スラッシュ・メタルの名盤だと思います。
「ジャキジャキ」と切り刻むギター、ひたすら突進するドラム。非常にアグレッシヴでスピーディ!
基本的にミッドテンポの曲はなく、疾走曲で固められています。
似た様な展開が多く、引き出しの少なさも感じられはしますが、むしろそれが好印象。
やりたい音楽を武骨に追求する、この真っすぐな姿勢がね。

スラッシュ・メタルの真髄を伝えてくれるアルバムです。
スラッシュビートで突っ走りながらも、手数をかなり多く入れつつもしっかりとまとめるドラミングが、
非常に目立っています。多少ワンパターンながらもこの存在感には惚れてしまいます。
そしてヴォーカルの人を食ったような奇妙な歌い方。これも個性的で好きなんですよね~。

序盤の①"Eternal Nightmare"と②"Serial Killer"、
そして、終盤の⑥"Bodies On Bodies"・⑦"Kill On Command"は抜きん出た名曲かと。
中盤は少々劣る。それでも十分過ぎるほど良いのです!
②に至っては、「メタラーならこれを聴いて暴れ出さずにいらいでか!」ってな~もんですよ!

なお、再発盤にはボーナスディスクとして、2001年の再結成時のライヴが収められています。
音質良し、パフォーマンス良しの熱いライヴです!
よりによってこのアルバムの①②のみやっていない、ロブ・フリンがいない、
などの不満点もありますが、それを吹き飛ばしてくれるほどの充実度です。

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