この曲を聴け!
Ten / Y & T
りーやん ★★ (2007-08-26 13:08:00)
このアルバム製作後、Geffenから契約を打ち切られたY&T。Daveによると、製作時からその予感はあったとのこと。EnEarthed. Vo.1に入っている同時期の曲を聴いて思ったが、アルバムの統一感を優先させたためか、それとも曲の出し惜しみをしたのか、良い曲とそうでない曲との差が大きい。CD時代になり、曲数を増やすことが至上命題になったことも悪い方向に働いた。
音作りの関係もあり、全般にパワーが内に向かっているような印象を与える。辛い時期が続いたけど、頑張らなきゃというHard Timesから始まって、やっぱり降参のSurrenderで終わる。自虐的だ(いや、Surrenderはそういう歌詞ではないが)。
以下、各曲の解説&個人的評価です。
Hard Times ★★★★★
久しぶりのエモーショナルな楽曲。これは初期ファンも納得でしょう。
Lucy ★★☆☆☆
バックコーラスと掛け合いで歌う展開がY&Tとしては珍しい。1st verseのバッキングはWhitesnakeを意識したか(Geffenだから?)
Don't Be Afraid Of The Dark ★★★★☆
外部ライター作のバラードでシングルカットされた。良い曲だ。
Girl Crazy ★☆☆☆☆
ミディアムテンポのロックンロールナンバー。この手の曲は好きじゃないのでこの評価。
City ★★☆☆☆
外部ライターとの共作で、ブルージーなアコギとスライドギターから始まる曲。ギターソロは良い。
Come In From The Rain ★★★★☆
哀愁を帯びたメロディー。バラードタイプの楽曲。これもエモーショナルな曲でお気に入り。
Red Hot & Ready ★☆☆☆☆
Girl Crazyと同じくミッドテンポのロックンロール。こちらの方が出来は良い。外部ライターとの共作。
She's Gone ★★★☆☆
サビは繰り返しなのでつまらないが、ときどきハッするメロディーが聴ける。
Let It Out ★☆☆☆☆
外部ライター作。別に良い曲ではないのに入っているのはレコード会社との力関係?
Ten Lovers ★★★☆☆
アコギ1本から段々盛り上がる展開。同じメロディーの繰り返しではあるが、なかなかの1曲。
Goin' Off The Deep End ★★★★☆
Y&T史上、最速のナンバー。単純にかっこよい。
Surrender ★★★★★
突如出現した名曲。DaveソロのI Rememberの原曲か。このアルバムにはちょっと浮いているような。
→同意