この曲を聴け!
KISS
ばい(by) ★★ (2004-05-30 18:06:00)
・武道館の最終公演、参戦してきました。今回は2階席のかなり後ろ側。観客は見渡す限りオッサンばかり。故にか、ライヴが進むにつれて手拍子をする手がパラリパラリと下がって行く・・・(苦笑)
・曲目、曲順ともに予想外のセットリストが組まれていて驚きました。日本に来る前のオーストラリアだかアメリカだかのリストほどではなかったのですが、従来の“おやくそく"が通用しない、ある意味KISSらしからぬ(汗)ライヴだなあという印象を持ちました。のっけからLOVE・GUNが飛び出すなんて夢にも思わなかったし、アルバム「CREATURES OF THE NIGHT」から2曲もやったし、吐血GENEが飛んだ後はUNHOLYだったしで、ローランDEATHさんが仰っているように、僕もある意味新鮮でした。
・一番の収穫はTOMMYのギタープレイでした。凄くカッコ良かったです!! スマートかつシンプルで、それでいてメタリックなサウンド。エッジの効いた速弾きとセクシーなヴィブラートを使い分けたソロ、最高でした!! 最初の数曲では「職人」臭が漂っていたのですが、CALLING・DR.LOVEのソロからはギラギラとした危険さを帯びてきて、「スペースマン」としての素晴らしい演奏を披露してくれました。
・ちょっと気になったのが、各曲のテンポ。僕は全体的に遅いなあと思ったのですが・・・少なくともDEUCEやMAKIN' LOVE、DETROIT・ROCKCITYは、もう少し速い方がキマるのではないかと思わせるほど。邪推ですが、PAULとGENEを意識していたのかもしれません。パフォーマンスや演奏は相変わらず素晴らしかったのですが、このスローテンポがあってこそなのかなあ・・・。ショウ全体の時間も2時間弱と短めでした。
・邪推は続き・・流石に長時間出ずっぱりは肉体的に無理があったのかもしれません。3DAYSの最終日だったし、あれだけのステージですから。だったら、TOMMYのソロタイムを入れるとか、ドラムソロを入れるとかして休憩時間を設けるなりしても、誰も文句は言わない気はしました。二人とも若いし、演奏レベルも高いんだし。というより、単に僕が今回のライヴでTOMMYのチョーキングに惚れてしまったので、彼のソロをもっと聴きたかったなあという個人的欲求からくる話なのですけれども(汗)
・上記の理由と、奇を衒ったが為に演奏されなかった曲があった為、正直な話、ライヴの終盤までは不完全燃焼気味でした。が、そこはやはりKISS。最後の最後でROCK'NROLL・ALLNITEをぶちかませば誰でもハッピーになってしまうことを心得ているのでしょう(笑)ホント、この曲は最高ですね♪
・PAUL曰く、来年も来るという事で・・・・元気だなあ(汗)
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