この曲を聴け! 

聖飢魔II
メフィストII世 ★★ (2003-05-04 20:42:00)
久々に信者に戻ってから、1年、中古屋を巡って昔聞いたCDを集めたりしましたが。
やはり、メインソングライターの不在が大きいのかもしれません。
確かにルークは良い曲も書くし。
エースのメロディアスな曲も捨てがたい。
デーモン&ゼノンのキャッチーさも、雷電の浮遊感も捨てがたいのですが。
ドカンというパンチ力に欠けてしまうのです。
曲のパンチ力。
全てを捨てても、この曲があれば!って曲がメロディーが少ない。
平均点が高いからいいのですが。
曲としておかしくても、エースが嫌っていても、「野獣」のリフ一発で、気持ちが引き締まる。そういう感覚が足りないような気がします。後期は特に。
皆、技術は高いから凄いんだけど。
そういえば、ルークは自分の事を「天才になりたがっている努力する秀才」って表現していたけど。
全曲を通して聴くと、しみじみと分かってくる。
そして、そのことを一番分かっているのは、当のルーク自身だったりするので。
最後のインタビューで「よく、今まで使ってくれた」と静かに言った気持ちが切ない。切なすぎる。

圧倒的な努力をしても、天才の閃きには勝てないのかと。

Save your soulやエガオノママデを聞きながら、ルーク氏の心に想いを馳せる。

○○に似てるって言われる曲が彼の曲には多いが、ラストのインタビューで「聖飢魔IIに入らなければ、こういう曲は書かなかっただろう」と声を詰まらせながら言った彼の心情は、天才に常に比較されながら作曲を続けた努力家故の深い悲しみが詰まっていたのかもしれない。
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