この曲を聴け! 

The Bends / RADIOHEAD
kotora ★★ (2004-05-29 23:58:00)
これが世に名高い、RADIOHEADのセカンドアルバム。時代を反映してか、ちょっとしたグランジ色も伺えるが、さすがに一筋縄には評価できない好作。トムのしなやかなヴォーカルが、単なるグランジとの違いのポイントの一つではあるが、彼独特の世界観から描かれる歌詞の世界も堪能する必要がある。
とりあえず、M-1の思わせぶりなブレークビート風のイントロから、期待感が高まる。シングルカットされたM-3も普通にポップな楽曲だが、辛辣な歌詞は訴える。M-4の大らかなナンバーは歌詞を味わうことにより、この曲への印象が一転することだろう。M-5~M-9は当時のシーンを考慮すれば、それほど悩まなくてもいい?作風であるが、どの楽曲も彼ららしい美しさを兼ね備えている辺りが素晴らしい。M-10の"BLACK STAR"は、メロディーとダイナミズムが素晴らしく、僕個人ではこのアルバム内で、M-12"STREET SPIRIT"とともに、1、2を競う名曲だと思う。M-13、M-14はボーナストラック。特にM-14"KILLER CARS"は昔からのナンバーなんですが、ここでも違和感ないです。
実は発売当時はRADIOHEADを知らなかったんですね。で、渡英している時に薦められたが聴かずにいて、TV(TOP OF THE TOPS)や、BBCRADIO1、パブのジュークを聴いているうちに耳に残り、帰国後購入した作品です。イギリスの街で見た女の子がこのジャケのTシャツを着て歩いてるのを見て、結構ヘヴィーなバンドなんだろうなと、不審に思ってました。そんな僕の心を最初につかんだ曲は、なんとTOP OF THE TOPSでみた"STREET SPIRIT"でした。ホームステイ先のおばさんも「この子、なんて歌ってるのかわかんないよ、まったく…」と語ったくらーい名曲で、落込んだ時に聴くと、すぐにでも泣いてしまいそうです。
まぁ、しかし、このアルバムが彼らの最高傑作である期間は短く、次作が出るまでの間のことでしたね。

→同意