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A Trick of the Tail / GENESIS
metron ★★ (2004-01-15 03:18:00)
GENESISはピーガブ時代とフィル時代で大きくファン層が異なるバンドである。
いわゆるプログレファンが好むピーガブ時代と、世界的なヒット作を連発したフィル時代では全く別バンドと言ってもいいかもしれない。
(もちろん両方の時代が好きという人はいるだろう)
しかし、ピーガブ脱退直後の本作ではどちらの時代とも判断しかねる折衷的な音が聴ける。
まだピーガブを意識した歌い方をしているフィルのボーカル。
さらにピーガブの抜けた穴を埋めようとしたのか、非常に充実した楽器陣。
さらにさらに英国的な穏やかな叙情性に満ちた、耳に馴染みやすいメロディー。コミカルなジャケットの絵もいい仕事をしている。
この作品はピーガブ時代がとっつきにくいと感じている人にもフィル時代が売れ線に走って軟弱になったと嘆くプログレファンにも両方安心してオススメできる名盤である。
自分はどちらかというと後者だが、この路線でずっといってほしかった。
やはり次作でのハケットの脱退が一つの大きなターニングポイントだったか・・・。
全曲粒ぞろいで捨て曲など存在しないが、強いてあげるなら1・3・5・6・7・8がお気に入り。
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