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Deliverance / OPETH
Usher-to-the-ETHER ★★ (2005-02-28 18:36:00)
前作「BLACKWATER PARK」と比較して、ややアグレッシブな方向に傾いた作品。
同じモノクロの世界を演出する音像でも、白を基調とした世界観を聴き手の脳裡に
喚起させる「DAMNATION」に対し、こっちは黒を基調とした暗黒の世界を描き出しています。
正にジャケに偽りなし!!って感じですね(笑)
音楽性自体はアグレッシブさを除いてはそこまで変化した印象は無いんですが、
あのヴォーカル、恐ろしい事に更に進歩しちゃってますね…
前作の、低~中音域での威厳のある咆哮に加えて、今回は中~高音域でのわざと汚く
濁したようなわめきも使ってますが、それが曲の良いアクセントになっています。
これを聴いて、ますますこのヴォーカルが好きになりました。
それと、このバンドのドラマーはジャズを通ってるんでしょうか?
③のハイハット(かな?)の鳴らし方なんて実にお洒落でかっこいいですし。
でもちゃんとヘヴィなパートでは力強い…素晴らしいです。
非疾走・長尺曲(今回はほんとに長いです…10分以下の曲は一曲のみ)・デスヴォイス
…以上のどれも受け入れられるという方は聴いてみてはどうでしょう?
ジャケットのセンスも非常に優れているので、ジャケ買いもありの方向で(笑)

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