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Rebirth World Tour: Live in São Paulo / ANGRA
ギターの国から2002.遺言 ★★ (2003-01-23 00:24:00)
2003年発表。エドゥ・ファラスキ(vo)、フェリペ・アンドレオーリ(b)、アキレス・プリエステル(dr)加入後のANGRA初のフル・ライヴアルバム。
注目はやはり新加入のエドゥがアンドレ・マトス時代の曲をどのように歌いこなすのかということであったが、はっきり言ってそれは小さな杞憂であったことがこのアルバムを聴けばわかる。さすがメイデンのヴォーカリストになろうとするだけあってライヴでも彼の実力がまざまざと発揮されている。
しかし、このアルバムが録音されたのは『Rebirth World Tour』の初期の段階であったため、若干高音域では苦しい場面もある(アンドレ時代の曲はとりわけ)が、彼の得意とする中音域では素晴らしい張りと逞しさがその歌唱に表れている。アンドレの歌声にはなかったヴォーカルの良い意味での邪悪さがエドゥのヴォーカルにはある。
ギター陣は相変わらず完璧で言うことなし!また、バックも一糸乱れぬ演奏でこれまた素晴らしい(特にアキレスは凄いドラマーだと思うのは僕だけ?)。
選曲についても『RIBIRTH』からの曲を中心に過去の名曲を挟み飽きさせない構成となっている。そして最後には「魔力の刻印」!エドゥのヴォーカルがもろにブルースしていて微笑ましい。ちなみにMCはすべてポルトガル語。
素晴らしいづくしのアルバムだが個人的にはミックスがちょっと不満かな。低音、特にバスドラが軽い気がするし、キコの音が大きくてラファエルの音が聞こえづらい時がある(ハモリの場面ではそれが顕著)。
とは言いながらも久しぶりに大いに楽しめたライヴアルバムでした。歌はうまいしギターは超絶。ANGRAがライヴバンドであることを世界に知らしめるにふさわしいアルバムです!

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