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Hate Crew Deathroll / CHILDREN OF BODOM
ギターの国から2002.遺言 ★★ (2003-02-04 23:56:00)
フィンランドの若き帝王、スタジオ4作目。
いや~、相変わらずですね。もの凄いテンションとへヴィネスが渦巻く傑作です。
いつもどおりギターが火を噴き、キーボードが華麗に舞う、そんなアルバムです。
しかし、個人的にはその「相変わらず」さ加減が気になります。確かにこれが素晴らしいアルバムであることは事実ですが、3rdをそのまま踏襲した印象がこのアルバムに新鮮味を加えることを阻害しているように思われます。確かにオープニングチューンの「Needled 24/7」では今までにはなかったデジタルなキーボードをフィーチャーしているものの、飽くまで味付けのようなものでありアルバム全体の雰囲気を左右するまでには至っていません。
チルボドがこの路線で進んで行ってくれるのも決して悪くはないのですが、さすがに前作と全く同じようなこのアルバムは今後バンドにどのような方向付けをするのか気になるところである。
とは言いながらこのアルバムを聞きながら思いっきり首を振っている僕ですが、僕の意見ではチルボドのバンドとしての評価対象はアルバムが50、ライヴが50です。このバンドはライヴがもの凄いですからね。現在いるあまたのメタルバンドの中でも屈指のライヴバンドです。このアルバムの中の曲をどのようにライヴで料理してくれるのかによってアルバムの評価が決まると僕は考えています。

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