この曲を聴け! 

Rampton / TEETH OF LIONS RULE THE DIVINE
Jackson ★★ (2003-02-07 05:04:00)
3曲で54分もあります(笑)これは「買え!」じゃないんでしょうが、素晴らしいアルバムなので紹介します。
詳しいメンバー紹介は省きますが、Vo.はあのリー・ドリアンです。ここではCATHEDRALのENDTYMEで聴かれるような彼の声よりもっとヤバイ声が聴けます。と、いっても、1曲目からして「一体いつ歌い始めるんだ!?」と思うぐらいなかなか歌いません(笑)しかも、始まってからしばらくはドラミングだけです。友人に聴かせたら、「音楽として認識できない」と控えめに言われました。そう、これは真性のドゥームなんていう代物ではなく、プログレッシヴ・ドゥームという感じなのです。既成の音楽という概念をぶち壊している点では、デスメタル以上であり、危険すぎる音楽です。はっきり言ってしまえば、これはメンバー達の自己満足以外の何物でもないのです。しかし、自己満足そのものであるからこそ絶望の深淵に飲み込まれていく人間を感じ、そこへ希望を繋ぐかのようにメロディーが紡がれていく・・・。おそらくこれも、ドゥームを聴かない人には音楽と認識できないようなものですが、その中に自分を置いてみることで、深いトリップ感が味わえます。自我を膨張させるというか、そんな感じになれます。ドゥーム好きの人ならこのトリップ感を味わったことがあるでしょうが、より深いものです。
エクストリーム・ミュージックでありながら、トリップができる・・・この意味が分かれば病みつきになります。
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