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We've Come for You All / ANTHRAX
カウガール ★★ (2007-05-08 23:15:00)
僕はジョンのボーカルが大好きです、したがってこのアルバムへの評価は非常に高いです。アンスラックスというバンドを語るときに、どうしても「ジョーイとジョン」という構図がでてしまうのは仕方が無いことなのだと思います。
僕も80's世代なのでジョーイの声はいまも頭の片隅にこびりついているので、これをベースに現在の彼らの音を聞くと条件反射的に拒絶を起こしてしまうでしょう。
でも、僕個人としてはジョンのボーカルのほうがむしろ好感が持てることや、楽曲的な面で言えばまったくその当時と変わった音楽というほど大幅な変化はないし、逆に毎度まいど金太郎飴のごとく付け焼刃のような楽曲を提供されるよりは、彼らがアルバム毎に見せるシーンの先頭を見据えたある種のチャレンジには常に好感が持てるのです。
楽曲がある意味での"アンスラックス魂"を宿しており、そこにジョーイとはまったく異質のジョンのボーカルが乗っかった新バンドとしての認識で接してみれば、このアルバムでもいかに良質のHMを提供してくれているのか、が見えてくるのではないでしょうか?
個人的には、昨今の"オリジナル・アンスラックス"の盛り上がりよりも、もっとジョンのボーカルを取ったアンスラックスが見たい!と思ってしまいます。背徳者的なことなのかもしれませんが、正直またジョンに戻ってきてほしい。
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