この曲を聴け! 

Winterheart's Guild / SONATA ARCTICA
29 ★★ (2003-04-07 13:45:00)
以前「SILENCE」に、“次は疾走曲に頼らないドラマティックな曲を~"なんて書き込んでいたんですが、それに近い作風のアルバムを出してくれたと思います。が…
前言撤回。
疾走しまくりのところが彼らのアイデンティティだったとすると、彼ららしさに欠けた作品と言うことになっちゃうのかな。疾走しまくりの若さに溢れたところが魅力の一つだったので、この落ち着き方は微妙。相変わらずの高品質作品なんだけど、前2作と比較するとちょっともどかしさが残る作りかも。
…と思っていましたが、先日のライブを見てまた評価が一変。
イマイチ乗り切れなかった楽曲が、1st・2ndの中に織り交ぜられると、俄然輝き始めるんですよ。
以前の若さに任せた力づくの疾走ではなく、無理の無い範囲でのマイルドな疾走というか…。
改めて3rdを聴き返すと、Voも自らのレンジ内で無理なくハイトーンを伸びやかに歌っているし、Gのフレーズの組み立て方も以前より丁寧になっているろ思います。
ただし、印象に残るメロディは作を重ねるごとに少しずつ減っているような気がします。(ライブでも1stの曲が最も印象深かった)
次作もメロディに磨きをかけて帰ってきて欲しいですね。

→同意