この曲を聴け!
Damnation and a Day / CRADLE OF FILTH
たくみぃ ★★ (2004-01-29 16:51:00)
大作故に、私もまだ聞き込みが足りないのかもしれませんが
(キャッチーな)インパクトというのは少し後退しましたよね。
前作のAmor e Morteのように劇的に、というか分かりやすく美醜が交差しない。メタル的につきぬけた反面、表現したいものが複雑?になっている感じもします。
個人的には彼らはMidianまではシンフォブラックであり、また昨今のゴシックメタル勢よりも、色んな意味で"ゴシック"(ただ白塗りというだけでなく、スタイル的に、日本でいうゴスロリの"ゴス"の部分にあたる感じ)であったと思うのです。
PVなんかでは、四つんばいの女を鞭打ったり、女の首を斧で切り落としその血がしたたる胸をもみしだいたり。カミソリをくわえた女に頸動脈を切られて血が噴き出すとか、拘束された男の前に女が○○○を見せながらまたがったり・・・・メジャーということもあり、そういうのってやっぱり無くなってくるのかなぁ・・・オフィシャルページでBabalon A.D.のビデオ(一部)見てちょっと寂しい気持ち(笑)になりました。いつまでも"ダニ様"であって欲しいものですが(爆)なんかほら、SM嬢がある日とつぜんノーマルセックスしかしてくれなくなったら寂しいでしょう?(シモネタ多すぎ)
音楽的、というより、アレンジ、プロダクション的な問題だと思うのですが、正直、これだけ音が"メタル化"してシンフォニックな点は後退しているにもかかわらず、本物のオーケストラを使う意味がどの程度あったのか、ちょっと疑問であったりはします。サンプラーでも十分だったのではないか、貧乏臭い意味で言うのではなく、むしろ場面によっては本物よりもサンプラーの方が"本物っぽい"、荘厳な感じが出ることがやっぱりあると思うんです。
と、文句ばかり言ってるように聞こえるかもしれませんが
何より好きであるが故で、どうこう言いながらヘヴィーローテイーションですし、最高!とか思っているのです(爆)
P.S>ドラムのエイドリアン・アランドーソンって、アークエネミーのダニエルのお兄さんだったのですね・・・そう言われてみるとプレイも似ている部分があるような気もしてきます。(気のせい?)