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Liquid Tension Experiment 2 / LIQUID TENSION EXPERIMENT

vip侍 ★★ (2007-03-29 16:32:00)
このアルバム…まさに圧巻である。初めてこのアルバムを聴いた時の感想だ。
注目は新加入のKey.のジョーダン・ルーデスもそうだがやはり特筆したいのはBa.のトニー・レヴィン。
LTEのライブでも彼のプレイは引き立っている。正直マイアングとはレベルが違う。ベテランの成せる業だ
そしてジョーダン・ルーデスのキーボードプレイも音大出の強みかやはりクラシックやジャズの要素も見える。
ここで人気のAcid Rainはトニー・レヴィンがやりたがっていた疾走曲。ペトルーシは7弦ギター、レヴィンはチャップマン・スティックを使用したらしい。
まさしく酸性雨のような激しさの曲。ポートノイのドラムも高速になっている。なんと作曲時間2時間;
そして今回最もセッションがビョーキ的と思われるWhen The Water Breaksはペトルーシの奥さんが破水したことから作られた。
今回もレヴィンがすごいが、ポートノイの手数が増えていくのにも驚きだ。ルーデスのフュージョンっぽいKeyにも注目。
遅れながらセクションに参加したペトルーシはスティーブ・モーズのようなギタープレイを見せるが8:30あたりからがらりと変わる。
そんな名曲があるなか4曲目のAnother Dimensionもなかなかいいと思うし8曲目のHourglassもいい…などどんどん聴き込めばなかなかの名曲ぞろい。
頭がおかしくなりそうなのがすきという方にはお勧めのアルバムだ。
特にアルバムの頭のおかしさを一番表しているのはペトルーシがLTEのレコーディングの最中よく頭痛で病院に運ばれたりすることだ。
やはりまだペトルーシやポートノイのやってることは自分のレベルに合わない背伸び的な感じもするが、才能もあるし、これからの成長が期待できる。