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LOUDNESS
匿名希望 ★★ (2005-01-25 21:03:00)
【LOUDNESS】 (ラウドネス)
1981年5月、高崎晃(g)と樋口宗孝(ds)が二井原実(vo)と山下昌良(b)を迎えて
大阪で結成。リーダーは樋口。同年11月にデビュー・アルバム「誕生前夜~THE BIRTHDAY EVE」を
リリース。現在も活動中。ライブを中心に日本のバンドの常識を超えた演奏テクニックとサウンドクオリティで
多くのロックファンに衝撃を与えたヘビメタバンドである。初期はプログレッシヴな作風が見られた
彼らだが、4枚目で転機を迎えブリティッシュの要素が付加されていった。人気が軌道に乗り、
プロデューサーの交代もあり5枚目のThunder in the eastでLAメタルバンドとして進化を遂げる。
アメリカで定期的にツアーを行い85年に全米デビューを飾る。しかし、結果は散々足るもの。
TOP10にも入れず最高位が60位にも届かないという見事な失敗に終わる。しかし、日本の
新聞にはラウドネスの全米デビューアルバムはスマッシュヒットと書きたてなぜか全米を制した
ヒーローとして扱われる。しかし作風は変わりながらもコンポーザーの高崎の構成力、出音にまで
細やかに気を遣う丹念さ、求道的で革新的なテクニックを武器にLAメタル黄金期にあっても彼らは
白眉であった。そして6枚目のShadows of war(後にLightning Strikesとして販売)で64位を記録し
自己記録を更新。しかし、当時ボーカルの二井原が脱退、米国からMicheal Vesceraを起用し
現在においても名盤とされるSoldier of fortuneを発売するも時代錯誤のこのアルバムは惨敗。
米国から撤退を余儀なくされる。ベースの山下も脱退し当時人気絶頂だったXの泰司を起用し
オリコン2位を記録。しかしその後の彼らは坂道を転げ落ちるかのような転落ぶりを見せる。ギターサウンドの
奇音化、不協和音の乱発、無意味な曲の登場、唯一のオリジナルメンバーの高崎の自我崩壊、
起承転結を無視したソロ、稚拙で場にそぐわないフレーズ…インド音楽の音階を折衷させたが如き
拙いプレイで活動を続け、無様な姿を晒す。同時に、高崎はカーリーヘアのヘビメタギターヒーローから
頭を剃り上げ民族風衣装に身を包んだ修行僧へと変身。そして2000年、高崎の呼びかけで二井原が復帰、
オリジナルメンバーによる再結成が実現したが敬愛するジミヘンやブラックモアも忘却の彼方、
今や単なるオッサンの趣味ギターと成り下がる。旧来のファンは憤激と痛嘆の頂点に達し、
老いて見事なまでに醜態を晒す彼らは最早、叩くためのネタとしか扱われず、現在のラウドネスは
モダンヘヴィネスバンドとして捉えられている始末である。かつてバンドスコアで樋口が「ラウドネスが日本の将来の
シーンのためもあってアメリカで孤軍奮闘してる」などと調子に乗っていた事実は、見事なしっぺ返しとなり
ラウドネスの惨状を倍返しで際立たせている。
ちなみに近年、中国の女子十二樂坊に自身達が持つ全米ビルボードチャートのアジア人の最高位の
記録を抜かれてしまい大恥を晒してしまう。もはや見る影もないオッサンバンドであり誇れるのは
活動年数だけで実際は薄っぺらい半生を過ごしてきたので中身が何も無い。
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