この曲を聴け! 

交響曲第9番『合唱』 カラヤン&ベルリン・フィル(1977.12.31 Live) / BEETHOVEN
なおき ★★ (2003-04-12 01:02:00)
ごめんね、クラシック入れて。
ただ、どうしても、この曲のHM性を感じて欲しいの。クラシックの世界では、カラヤン/
ベルリンフィルハーモニーのものは、名盤とは言われてないの。
「第四楽章は音が多すぎる」
「コーラス団が下手」
「格調高くない」
どっかで聴いたことあるような評価だよね。HM/HRを聴く人なら、周りの人から腐るほど言われてきた言葉だけど、そこがいいのね。第四楽章のたたみかけるような盛り上がりは、HMを感じてしょうがない。耳の聞こえない偏屈な男、その男の燃えるような情熱を感じるの。確かに音が多い。うるさい。だけど、がんがんたたみかけてくるのよ。カラヤンばかり評価されて、ベルリンフィルハーモニーが「おれたちだって!」という時期だから、演奏に非常に緊張感も感じる。
私は、高校生の頃、これを初めて聴いた。当時は、オーディオにはまりいろいろいじくり倒して、スピーカーの前で毎日正座してヘビーメタルを聴いて、そして心の中に火を入れてる時期だった。そうした時期に「第九」を聴き、HMを聴いてる時と全く同じ感動を感じたのです。この男が現代に生きていたら、必ずHMをやっているに違いない、と確信した。その思いは現在でも変わることはないです。
この感動は、カラヤン/ベルリンフィルハーモニーじゃないと味わえない。バーンスタインの同曲も持ってるけど、甘すぎてお蔵入り。一般の評価がむちゃくちゃ高いフルトベングラーもだめ、小沢でもだめ。カラヤン/ベルリンフィルハーモニーだけが、その感動を伝えている。
ぜひ聴いてくれ。
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