この曲を聴け!
Brigade / HEART
ギターの国から2002.遺言 ★★ (2004-09-22 00:12:00)
上の方々も仰るとおり、捨て曲が一つも無い傑作です。
産業ロックの透明感と分かりやすさ、アメリカンロックのエンターテイメント性、そして彼女らの70年代英ロックへの憧れをちょっとだけ含ませた、壮大で可憐な音に酔いしれます。
いきなり「Wild Child」の豪快なハード・ロックで聴く者を惹きつけ、続けざまにヒット曲「All I Wanna Do Is Make Love To You」でたたみ込んで、駄目押しに超甘甘バラード「Secret」でトドメを刺します!!!。もうこの3曲だけで元は取れます(笑)。
続く「Tall, Dark Handsome Stranger」「I Didn't Want To Need You」はBON JOVIのような軽快爽快な曲。しかしクオリティは依然として高し。
そして個人的には「Fall From Grace」~「Stranded」の4曲も聴きものです。特に「Stranded」の星空の中をゆりかごに揺られながら浮遊するような夢見心地の感覚は堪りません。
そして12曲目の「I Want Your World To Turn」の哀愁!!!。このナンシーのヴォーカル!!!。この切ない歌声!!!。「There's The Girl」でもそうでしたが、彼女の声は本当に魅力的です。特に派手なところもないこの曲ですが、終始憂いを漂わせながら悲哀的な歌詞を歌い上げる美声と相まって、僕の中ではかなりランクの高い曲です。
全体的なレベルから言えば3部作の中でも一番高いと思います。
いいメロディーがいっぱい詰まった、これぞアメリカン・ロックの魅力的一枚。
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