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Atomic Rooster / ATOMIC ROOSTER
ひょうすべ ★★ (2003-05-01 01:18:00)
たぶんヴィンセントクレインは、第一期DPやヴァニラファッジのようなキーボードを主体としたブラックサバスを作りたかったのだろう。
しかし出来上がったデビューアルバムは完全にプログレハード。
それもこれもニック・グラハムとカール・パーマーのせいなのだ。
ヴィンセントの思惑は外れてしまうが、この絶妙なバランスが、なぜか高い評価を得てしまう。
その為ヴィンセントは「曲のスコアは全て自分が書いた。彼らはただ演奏しただけだ」と苦しい言い訳をしなくてはならなくなる。
カール・パーマーはその後、ご存知EL&Pへ
ニック・グラハムはしばらく音沙汰がなかったが、CHEAP TRICKの全米№1“THE FLAME"の共作者としてクレジットされている。
ヴィンセントは2ND以降、本来やりたかった事を実現し、英国B級ロックの王者として君臨するが、このアルバムはその中でも異色作として未だに人気のある作品である。
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