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A Vision of Misery / SADUS
火薬バカ一代 ★★ (2006-10-02 22:37:00)
スティーブ・ディジョルジオが在籍していた事で知られるベイエリア・スラッシュ・バンド、'92年発表の3rdアルバム。
溜めと疾走を繰り返しながら、クライマックスへ向けて昇り詰めていくという、実にオーソドックスな
SLAYER型スラッシュ・メタルを実践しているバンドながら(Voも音程無視のシャウト・スタイル)、
そこに名手スティーブ・ディジョルジオの個性的なBが加わる事によって、他のバンドにはない独特の魅力が発生している。
フレットレス・ベースを駆使して目まぐるしく動き回り、強烈なウネリを生み出すそのBプレイは確かに素晴しいが、
個人的には、しっかりとバンド・サウンドの要となり、楽曲をスリリングに盛り上げている点を評価。
特に、タイトなDsと一体となって疾走した時のドライブ感は、ちょっと堪えられない爽快さでクセになります。
また、彼の影にかくれがちながら、メロディアスなソロを聴かせるGコンビも、非常に良い仕事をしている事も付け加えておきたい。
作品全体としては、①~④曲目までのテンションが余りに高過ぎるがゆえに、それ以降が尻すぼみに
聴こえてしまう難点はあるものの、とりあえず、その4曲を聴くためだけに本作を購入しても損はない(と思う)。
中でも、前半のへヴィ・パートで溜め込んだエネルギーを、後半の疾走パートで劇的に炸裂させる④はSADUS屈指の名曲だ。

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