この曲を聴け!
Waiting for the Punchline / EXTREME
泡沫 ★★ (2004-12-31 20:54:00)
ギター、ベース、ドラム、歌、どれをとってもすごいアルバム。
しかし、コレはどう考えても一般受けはしないだろう。実際、私も初めて聴いたとき、「何じゃ?これ」と思いました。からっと明るくアメリカンな「PORNOGRAFFITTI」や、ポップさと派手さもある「Ⅲ SIDES TO EVERY STORY」から聴いたので、思いっきり拒絶してしまったのですな。地味と言うより、空気が異常に湿りまくり、暗いのである。ギターもわかりやすさがまったくない。結構中古で見かけるのも納得といえば納得「PORNOGRAFFITTI」が好きな人や、この空気に違和感を覚えた人はこんな音はいらないだろう。
しかし、わかるようになるとコレが実に衝撃的(特にヌーノ氏のギター!)で、鳥肌ものなのだ。うまさというより、この人たちの音楽的センスのよさにびっくり。とにかくグルーヴ感に酔える。そして、暗い空気の中に流れるキャッチーなメロディも聞こえてくる。すごい。
これは言ってみれば、NIRVANAの「IN UTERO」みたいな「問題作」であるだろう。だからこそ、今気に入らなかった人もまたいつか聴いてほしい。気に入るときがくるかもしれない。
偉そうに書いているなぁ。
→同意