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Love It to Death / ALICE COOPER
殺戮の聖典 ★★ (2005-04-23 22:03:00)
STRAIGHTレーベルから「PRETTIES FOR YOU」と「EASY ACTION」の2枚のアルバムを発表するも大きな成功を得ることが出来なかった米国アリゾナ州出身のバンドが、後に名タッグを組んでいくこととなるボブ・エズリンをプロデューサーに迎えて'71年にWARNER BROTHERSから発表したメジャー・デビュー・アルバム。
全米トップ20入りも果たしたダークかつキャッチーなバンドの代表曲「I'M EIGHTEEN」を始め、アメリカン・ロックの典型のような「CAUGHT IN A DREAM」、疾走感抜群のハード・ロック「LONG WAY TO GO」、まるでブロードウェイ・ミュージカルのような曲調の「IS IT MY BODY」、トライバルなリズムが印象的な大曲「BLACK JUJU」、不気味でシアトリカルな「HALLOWED BE MY NAME」と好曲が続くが、何と言っても極めつけは名バラード「BALLAD OF DWIGHT FLY」の存在である。
そのドラマティックな曲調と美しく悲哀を帯びたメロディは何度聴いても感動的で、「SECOND COMING」の美しいピアノの流れを受け、さらに朗らかなコーラスの「SUN ARISE」へと繋いでいくメドレー構成も完璧だ。
個人的にはこの曲を聴く為だけにアルバムを買っても損はしないと言えるが、アルバム全体の出来も素晴らしい。

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