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Live & Loud / OZZY OSBOURNE
dave rodgers ★★ (2005-06-05 22:07:00)
ライヴならではの「熱気」がリアルに伝わってくる(音質の面もあるが)。
それにライヴ盤としての内容も実に充実している。名ライヴ盤でもあり、個人的にはライヴの絶好盤でもあるこのアルバムは、とにかく素晴らしく、美しく、感動的なドラマ。
「Intro」~「Paranoid」の流れ‥「Paranoid」を早速やってしまうとは意外だなぁ、と。というか圧巻、血が騒いだ。
選曲面は、数時間に彼らの歴史をよりわかりやすくまとめ上げ、ダレない配列の上手い練り具合。過去の名曲から新曲と‥ほぼベスト選曲なので興奮は持続できた。それに音質もなかなか。ということで内容はさすが、と感心する。
楽曲自体はオリジナルより格好良かったりする。ザックが名曲群をへヴィに、豪快に弾きまくる姿は圧巻である。圧倒的存在感を放っていた。ときには亡きランディが宿っているかの如く、激しく、かつ美しいギタープレイを見事に展開する‥そこにオジーのパワフルな歌唱がぶつかり、もの凄いテンションで畳み掛けてくる。そんな彼らを前にして、「野性的だなぁ」と真っ先に感じた。本当に素晴らしいパフォーマーだと再確認。
終盤、熱気に満ち溢れた会場に‥あの歴史的一曲「Black Sabbath」が始まる、
そのときこそサバスが、会場の空気全体が、70年のあの"黒い安息日"に「タイム
スリップ」していた。まるで「過去から現在」~「現在から過去」へと、
「黒」の世界に引きずり込まれるようだった。とにかく衝撃的だった‥‥‥。
そして綺麗なピアノでラスト「Changes」が始まる。ザックが演奏するピアノを
前に、オジーがランディへの捧げのように優しく、力強く歌い上げる、実に感動的
なラストを飾った。
まあ、自分で確かめるのが一番です。とりあえずオススメ。

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