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Hugo / HUGO
火薬バカ一代 ★★ (2010-07-25 00:25:00)
元VALENTINE~OPEN SKYZのフロントマン、ヒューゴ(Vo)が、所属レコード会社を通じて知り合った
ゲイリー・ヒューズ、ヴィニー・バーンズらTENのメンバーの協力を得て制作、'97年に発表した1stソロ・アルバム。
その音楽性は「業界屈指のスティーヴ・ペリーそっくりさんシンガー」と謳われる(?)ヒューゴの
ハスキー・ボイスと、歪みを抑えたロング・トーンが二ール・ショーンを思わせるヴィ二ー・バーンズの
メロウなGプレイを活かした、JOURNEY濃度高めのアメリカン・メロディアスHR路線。
彼はこの後も、同様の作風で2枚のソロ・アルバムを残しているが、100曲近いマテリアルの中から収録曲を
選りすぐったというだけあって、完成度の高さにおいてはこのデビュー作が頭一つ抜きん出た印象を残す。
美しい序曲から飛翔感を伴って展開していく②に始まり、ポップで穏やかな叙情バラード⑪に終わる本編に
捨て曲の類は見当たらないが、取り分け、ポジティブなエネルギーと爽快感に満ち溢れたアップテンポの
曲調に、「メントスを口に含んで歌っているのか?」っつーぐらい清涼なヒューゴの歌唱が乗っかった⑧は、
彼のシンガーとしての資質が120%引き出されたアルバムのハイライト的存在の名曲かと。
本作を聴いて気に入った人は、後の2枚のソロ作やジョッシュ・ラモス(G)と組んだメロハー・プロジェクト
RAMOS-HUGOのアルバムもどうぞ。

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