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SURVIVE / B'Z

空気 ★★ (2009-09-19 11:45:00)
ロックサウンドにあり得ないフレーズをぶち込む異色のアルバム。
正直、当初はこのころからの稲葉の高すぎるボーカルと独特の歌詞がどうしても受け入れられず敬遠しがちだった。しかし、後に改めて聴きかえしてみると、逆にそれらが魅力であることがわかり、それ以降はドップリ浸かっていった。
ジャンルは多彩で
中でも
・DEEP KISS
心臓の鼓動の音から始まるイントロが印象的。
さらに松本のハードなギターサウンドに稲葉の早口のボヤキのようなあり得ないフレーズをぶち込み、調高音ヴォーカルでシャウトを交えて激しく歌い上げる!これはすげぇ!
・スイマーよ!!
これまでのB'zのポップ性を踏襲しつつも新たな一面も兼ねそろえている。
徳永氏のベースと、松本のギターのカッティングがかっこよく、稲葉の歌詞にも注目。
ライブでは歌詞がアレンジされエッチになっているが・・・
・FIRE BALL
これをシングルにしたのはかなりの冒険だったと思う。
これほどのハードロックサウンドに「尻に敷かれっぱなし 座布団のような心と体よ」だの、「裏切られても こけても アレちょんぎられてもぉ~~~」と、やりたい放題にサウンドと不定調和な詞世界を展開する稲葉に脱帽。
これほどの歌詞でもかっこよく聞かせてしまうのがやはりB'zのすごいところ。
・shower
稲葉と生前に親交のあったという俳優:勝新太郎に捧げたとされる感傷的なバラード。
ギターも稲葉のファルセットも雨のようにしっとりしている。
なんとなく冬に聴いてみたい曲。
名曲です。
・calling
おなじみのシングル曲。ピアノ+ストリングスの王道バラードをグラウンドビートで挟み込むという前代未聞の斬新なアレンジに驚かない人はいないはず。イントロは文句なしにかっこいい。個人的にはバラード部にはあまり興味がなく、イントロとアウトロが好きでその部分ばかり聴いてしまう。
しかし、全体的に見ても普通に良い曲。ライブでのシャウトは鳥肌モノ。
おそらく、歴代アルバム作品中最もアイディアンティに溢れていた作品ではないだろうか。