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A Sun That Never Sets / NEUROSIS
mokusatu ★★ (2006-08-02 01:09:00)
ほんのすこしの平安も許さない前作からすれば、幾分とっつきの良い01年発表の7thアルバム。ボーカルがDave Edwardson(B.)からギタリスト2人に代わって、メロディを追うノーマルボーカル+絶叫になっています。
自己内省の核爆発の後に彼らが提示した世界は、人間ではなく生物としてのヒトの、Bloodを通って辿り着くRootsとしてのAnimism or AnimalismつまりSupernatureをヘヴィかつ真摯に描くSunという大宇宙的視座・・・すいません、自分でも何言ってるかさっぱり分かりません。
言葉より、グロテスクなほど緻密で「赤は血の色」なジャケットの世界観を見てもらった方がイメージしやすいと思います。森羅万象を操舵する馬鹿でっかい音です。
ヘヴィ・パートは天変地異を想起させ、静かなパートはそのスケール故か、神の啓示、精霊の語りといった趣で、「絶望と葛藤」ではなく「超自然的な神秘とねじれ」を描いている印象。とはいえ、ハイ・クオリティな発狂レベルの音像は何も変わってないですが。

BGMになりません。聴いてて全く愉快ではありません。耐性のない人には拷問音楽以外何物でもありません。
これは音楽ではなく体験だと思います。

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