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Bonfire / AC/DC
いおっみ ★★ (2004-02-16 19:22:00)
3枚のライブCD、特に『LIVE FROM THE ATLANTIC STUDIOS』は昔ながらのマニアが驚喜した。
元はAC/DCがブレイクするきっかけの1つとなったプロモ盤で、あまりの好評が無数のブートレッグを産み、それが『IF YOU WANT BLOOD』の制作へ繋がったのだ。
ジョージ・ヤングがリミックス。
そして『THE MOVIE LIVE IN PARIS』はライブビデオ『LET THERE BE ROCK』のサントラで、インタビューがなくT.N.T.が追加。
ミックスはトニー・プラット。
貴重音源とは言え、今から聴こうというリスナーにとってはどちらも『IF YOU WANT BLOOD』より音が悪く、Live Wire、Dog Eat Dog、Shot Down In Flames、Sin City、Walk All Over You、Highway To Hell、Girls Got Rythm、T.N.T.のライブテイクがどれだけ聴きたいかによるだろう。
『VOLTS』はWhole Lotta Rosie、Touch Too Much、If You Want Blood You've Got It、Beating Around The Bush、Get It Hotの原曲とShe's Got Ballsのライブがセールスポイント。
Sin Cityもライブ。
原曲でもサウンドは一級で、特にヴァンダ&ヤングプロデュース段階の『HIGHWAY TO HELL』曲はなかなか興味深い。
It's A Long Way To The Topはアルバムテイクで、名盤『T.N.T.』を持っていればSchool Daysも無意味。
最後のRide Onもアルバムと同じだが、30秒ほどの空白後にボンの肉声が入っている・・・・・がやはり価値は見出しづらい。
いくつかのライブといくつかの原曲、これをどれだけ聴きたいかで大きく価値が変わる。
最上級でなくとも質は間違いなく高く、全テイクとも曲そのものが素晴らしいのでマニアでなくても全く飽きない。
このボックスで『BACK IN BLACK』を手に入れるのが経済的に最も美しいが、かなり微妙な問題でもある。
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