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Dance of Death / IRON MAIDEN
アウトランダーズ ★★ (2006-02-11 18:29:00)
前作ではせっかく6人編成になったのにエイドリアンのソングライターとしての関与が少なかったのと、トリプルギターがいまいち効果的に機能していなかったのが不満だったけど、その点は改善されていてよかった。
本作ではなんと二コマクブレイン(ds)をふくむ6人全員が作曲に関与していて、非常にバラエティーに富む楽曲群になっている。
キャッチーでノリの良い 1、で始まりアコースティックな 11、を最後に持ってきた曲の配置も完璧。
メロディアスなイントロと3本のギターが見事に調和するソロがたまらない 2、
デビュー当時のNWOBHM時代を思わせるような強烈なリフとブルースのハイトーンヴォーカルが凄まじい 4、
ブレイズ時代の名曲「THE CLANSMAN」を発展させたような壮大な世界観を持ったメロディーの 3、
エイドリアンにしては珍しくオーケストラを取り入れたややダークな雰囲気の超大作の 8、
そして本作のタイトルトラックでありハイライトである 5、はスリリングな展開と変拍子なリズムが印象的なプログレ風大作。
10、はけっして悪くはないが他の曲と比べるとやや歌メロが弱い。
まさにこの6人編成でなければ生まれなかったであろう「THE NUMBER OF THE BEAST」と肩を並べる最高傑作だと思う。
MAIDENらしさを維持しつつ、新しい要素を加えてアルバム毎に新たな名曲を作り出していく様はまさに圧巻!

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