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Interstellar Experience / ASSASSIN
火薬バカ一代 ★★ (2007-02-18 21:45:00)
スラッシャーの間では、名曲“BAKA"を収録した作品として有名な、ASSASSIN、'88年発表の2ndアルバム。
普通2ndアルバムと言えば、より整合性を意識したり、メロディ重視になったりする場合が多いと思うのだが、
本作の場合には、鋭利なリフ、つんのめり気味に疾走するDs、メロディ無視の喚き型Voが一丸となって突進する
スラッシュ・サウンドに一転の曇りもない。寧ろ丸くなるどころか、デビュー作以上のスピードとアグレッションを誇る
内容に仕上がっているのではなかろうか?中学生の漫研部員が描いたようなアルバム・ジャケットはかなり惨いけどね(笑)
全体的に欧州風味の湿り気が後退、前作において終始ピロピロとバカの1つ覚えみたいに(褒め言葉)弾きまくり、
要所で印象的なハーモニー・プレイを披露していたツインGの活躍する場面が減ってしまったのは悲しいが、
代わりに体育会系的なノリが前面に押し出されていて(「ANTRAXみたい」という例えは正鵠を射ている)
縦ノリの②を筆頭に、身体に直に訴えかけて来る高速スラッシュ・チューンの数々は爽快極まりない。
勿論、ドラマチックなツインGが聴ける、緩急を活かした③ような楽曲も収録、前作が気に入ったファン(俺)も安心だ。
また、本編ラスト締める名曲“BAKA"も、タイトルばかりが一人歩きしてしまっている印象なれど、
実際、シャープな疾走感が気持ち良い、知名度に恥じない名曲なので必聴。
スッキリと垢抜け、アメリカン・スラッシュ的な雰囲気も感じられるようになった、1st同様捨て曲なしの名盤だと思う。

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