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Live to Die... Relived / INTRUDER(THRASH)
火薬バカ一代 ★★★ (2007-03-26 21:26:00)
今から十数年ほど前に、BURRN!!誌のスラッシュ・メタル特集でこのアルバムが取り上げられていたのを読んで早速買いに走った記憶がある、テネシー州は、ナッシュビルならぬスラッシュビル(笑)出身の4人組、’87年発表の1stアルバム。
ツインG編成となった次作以降は、明快なベイエリア・スラッシュ路線へと徐々にシフトしていくこととなる彼らですが、シングルG編成のこの時期は、所属先がJAG PANZERやLIEDGE LORDを擁したB級メタルの登竜門(?)IRON WORKSだったこともあってか、NWOBHMからの影響も伺わすダークで湿気ったスピード・メタルを演っています。個人的には、初めてOPナンバー①を耳にした時は、HEATHENの『BREAKING SILENCE』のことを思い出しました…と書くと、どんな感じの音か伝わるでしょうか?
音質はイマサンなれど(メタル・バンドの中では最も早くフル・デジタルでレコーディングされた作品の一つらしいですが、その恩恵は全くと言っていいぐらい感じられない)、歌えるVoを活かした、静と動の対比が見事な③、メロウなBソロも印象的な④、そして本編のハイライトと呼ぶべき、東欧調の寂しげなメロディを爪弾くアコギに始まり、ドラマティックに疾走していく⑤といった強力な楽曲を擁した本編中盤の盛り上がりが圧巻。INTRUDERのカタログのベストな1枚としてファン人気が高いのも然もありなん。
惜しむらくは、CDの再発に際して最低で最高だったオリジナルの首吊りジャケットが、無難なデザインのモノに変更されてしまったことぐらいですよ。
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