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Diabolical / NAGLFAR
mokusatu ★★ (2006-10-16 02:32:00)
1stから3年後の98年発表2nd。今作からドラムがMattias Grahnです。
リフはメロディックとはいえ、叙情とは言いがたいブルータル・ブラック、いわゆる慟哭サウンドになりました。同郷のMARDUKスタイルでメロディック・デスやったとでも申しましょうか。
しかし、いわゆるノルウェー・ブラック勢とは決定的に「音圧」が違います。ギターの音質は割とブラック的に「シャー」という擬音ですけど、ドラムが、特にバスドラが凄く硬くて重く、さらにスネアがかなり小さい(ブラスト時などほとんど聞こえません)。シンバル系もEMPERORやSATYRICONと較べれば恐ろしく鳴ってない。
結果ブラックぽい騒がしさがなく、圧倒的に硬質の突進力が毅然と貫かれるブラック・メタル・アルバムとなっています。ドラマーの交代がまた超大吉と出て、疾駆感の揺るぎなさ、格好良さが尋常ではないです(日本盤にはEPバージョンが収録されてますが、較べると本当音圧が違いがよく分かります)。
私はマニアからすれば屁みたいな枚数しか音源を所持してないでしょうが、ブルータル・ブラックとしては理想的な音であると感じてます。平たく言えばすごーい好きなんです。転じてドラマーも大好きです。

その上で、③「12'TH RISING 」の為だけにでも買うべきアルバムでありましょう。

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