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Rough and Ready / JEFF BECK
K.Y ★★ (2003-10-05 22:25:00)
1969年の交通事故以来,2年のブランクの後1971年にリリースされたアルバム!!
一般の評価は翌年のJEFF BECK GROUP(通称ORANGE)の方が高いが,この作品も今改めて聞いてみると,決して悪くない。当時このようなファンク的なアプローチを白人で最初にトライした人はベックが最初ではないだろうか。そのことから考えてもこれは数多いロックアーティストの中でも前任未踏の試みだったのではなかろうか。
ベックもよくもまあ,こんなすばらしいメンバーをそろえたものだとつくづく思う。
このアルバムが輸入盤で入って来た頃,いち早く買い求めて聞いた瞬間,鳥肌が立ったことを思い出す。なぜならいい意味で私がベックによせる期待を裏切られ,それまで白人アーティストでは聞いたことがないような斬新な音だったからである。
1曲目のGOT THE FEELINGを聞いてみるといい。ファンキーな曲調に乗りこのようなスライドギターなどどうやって思いついたのか不思議でならないし,まったくベックの感性たるものは通常ではない。この時期に於いてこのようなフレーズを思いつくこと自体まさに天才肌のミュージシャンである。この曲でもそうだが,SITUATION,NEW WAYS TRAIN TRAINでもベックのスリリングなプレーは楽しめる。また各リズム隊も聞きどころは多い。
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