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...Very 'eavy ...Very 'umble / URIAH HEEP
火薬バカ一代 ★★ (2010-08-13 00:14:00)
4大ブリティッシュHRバンド(という括り方をするのは日本人だけらしいが)の一つ、
URIAH HEEPが'70年に発表した、ホラー映画ばりのインパクトを放つジャケット・アートワーク
(この顔がデヴィッド・バイロンのものとは驚き)も印象的な、記念すべき1stアルバム。
本国イギリスでは「単なるティーンエイジャー向けのバンド/作品」とこき下ろされたらしいが、
もしそれが本当の話なら、当時のティーンエイジャーは随分と成熟していたんだなぁ、と。
ケン・ヘンズレーが操る歪んだオルガン・サウンドに、ミック・ボックスのGとヘヴィなリズム・セクションが絡み、
その上を超個性的なデヴィッド・バイロンのハイトーンVoが舞う名曲①に顕著に表れている通り、
完成度の高さでは最高傑作の誉れ高い『LOOK AT YOURSELF』には及ばないまでも、
URIAH HEEPならではの個性の萌芽は、既に本編のそこここでハッキリと感じ取る事が出来る。
そのOPナンバー①や、メロトロンとフィーチュアしたリリシズム溢れるバラード③、ジャジーな要素も飲み込んだ
変幻自在の曲展開がドラマティック極まりないラスト・ナンバー⑧辺りは、個人的に“LOOK AT YOURSELF"
“JULY MOURNING"といったバンドの代表曲と比べても何ら遜色のない名曲だと思うのだが、どうでしょう。
あと今回聴き直してみて(今更)感じたのだけれど、全体的にちょっとKING CRIMSONっぽいか?

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