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HEAVY GAUGE / GLAY
N男 ★★ (2004-12-29 19:14:00)
前作同様、思い入れの強い作品である。
メンバーの意向により、カップリング含めシングルバージョンがことごとく、アルバムバージョンに差し替えられているのが賛否両論になってると思われる。
聴く人によっては無理やり取り直した感も拭えない曲もあるでしょう。
「SURVIVAL」の変化に象徴されるように、明るめの前作とは対照的でへヴィな曲が多めに配置されている。
「BELOVED」「pure soul」に比べてバンドの音の存在感が急激に増し、GLAYはロックバンドなんだと、当時最もそう認識させられる作品だった。
売れ筋に無理やり反抗するような曲や、自信を皮肉る歌詞が多かったり、TAKURO以外のメンバーの曲が一切ないことからも、当時の彼らの周りは問題が山積みだったことが見て取れる。
「winter, again」のPVやレコード賞受賞一つで、メンバー内に亀裂が入る程に疲労していた彼ら。(仲が良いことで有名なバンドにとってこの現象がどれだけ異常か・・・)
これはそんな状況が生み出した、彼らの確かな力作である。

89点。

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