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METALLICA
C3 ★★ (2002-10-14 13:48:00)
私は断然初期の音源派です。
「"MASTER OF PUPPETS"こそがMETALLICAだ」とおっしゃる大多数の人たちは、上記Nさんがおっしゃっているように、音楽に対する彼等なりの信念を貫き通す姿勢を評価しての意見だと思います。初期の音には聴き手に媚びない、我が道を突っ走る一匹狼的オーラが感じられます。アンダーグラウンドで必死に戦う"闘志"みたいなものです。荒削りながらその勢いで"聴かせてきた"METALLICAには最後までその勢いのままでいて欲しかったです。
ブラックアルバムこと「METALLICA」で(私に言わせると)産業ロックに走り、これは結果的に転機となるアルバムとなったわけです。いい表現ではありませんが、ショービジネス界に魂を売ったと私はみています。"売れ線"なんて最も無縁の彼等だと思われたのにこの変化には戸惑いを覚えました。どんなバンドだって"変化"はあり、最終的にはその変化を受け止め納得する。しかしMETALLICAの変化には「失望」という感情しかありません。その後聴いてはいませんが、もちろん「LOAD」以降素晴らしいアルバムを発表し、新しいファンを獲得しているのだと思います。でももし「METALLICA」を発表していなかったらどうなっていただろうと時々思います。チャートでヒット曲を飛ばすことなく、大々的でなく知る人ぞ知るMETALLICAのままだったらどうなっていただろうって。
最近のジェイムズを見て改めて痛感しました。「ああ、もう彼等は遠くへ行ってしまったんだな」と。

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