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METALLICA
ギターの国から2002.遺言 ★★ (2003-03-08 05:28:00)
初めまして。
METALLICAとは直接関係ないかもしれませんが気になった点を一つ。
「・・・・・、外国語にのめりこむような性格の方はロックやポップスに興味を抱かない(笑)」
上でこういう意見が出ていますがこれに関しては僕は異論を唱えたいと思っています。発言者の方は文章の後に(笑)マークを付けていらっしゃるので発言自体はそれ程本気ではないのでしょうが・・・。
まず、私は音楽と言語は非常に似通ったものであると考えています。何を隠そう私は大学で言語を専攻しておりましたので、普通の方よりは言語に対して見識が深いと思っております。そして私は言語研究とロックに大きな興味を持った人間なのです。
音楽と言語。全く関係が内容に思われますが実は表裏一体の関係にあるのです。まず音楽が「音」から構成されるものであるというのは誰でも分かりますが、言語に関しても口から出てくる空気、つまり声も「音」の要素の一つなのです。確かに言葉には口語と文語がありますが、原始的にみるならば口語の方が文語より重要かつ価値があるはずです。
そして、その声に関しても子音(唇や舌、歯、喉によって調声される)と、母音がある訳で、その組み合わせによっては何万もの音の組み合わせができるわけです。その他、音の長さや声量によっても響きは変化します。それが言語を作り出す要因となり、現在のように何千もの言語が世界に存在するのです。逆にその組み合わせがほとんど一緒なら言語としての認識はなされず、方言として捉えられるでしょう。
これを音楽に置き換えてみると、音楽にも音符や音の長短があり組み合わせれば数え切れない程の音を作ることができるでしょう。
世界には沢山の言語がありますが、それはつまりそれだけの音の組み合わせ、つまり音声体系があるわけです。これも音楽で考えてみると、例えばイタリアの音楽にはイタリアっぽい音符の組み合わせがあり、日本の音楽にも日本独特の音符体系があるわけです。
つまり音楽も外国語も音を扱うという点にとっては同じである訳です。
そういうわけで、外国語にのめり込む人は意外に音楽も好きという人は多いと思います。そういう人は音の響きと組み合わせを楽しんでいるのではないのでしょうか。
→同意