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METALLICA
ヤング・ラジオ ★★ (2003-07-23 22:44:00)
発売から約1ヶ月半が経過したが、今でも当然ヘヴィ・ローテーションである。このアルバム、やはりすごい存在感である。「ロード」が発売された時、ファンの多くは「メタリカは変わった」と言った。それは音楽評論家も然りである。彼らの新作が今後のシーンの流れを変えると、「ロード」発売当時は彼らに対しては相当注目度が高かった。この新作「セイント・アンガー」は、それに比べると注目度は低かった気がする。もはや多くのファンの間では、終わったバンドとして認知されていた気がする.........。1stシングルである②を初めて聴いたとき、不安だった。いまいちかな?と思った。しかし、まさかの裏切りであった。それは、勿論いい意味での裏切りである。個人的には、名作「マスター・オブ・パペッツ」をもしのぐ出来であると思う。ファンの方に勘違いしてもらいたくないのは、完璧である必要は絶対にないという事である。この作品に妙な計算は無い。過去を振り返った場合、名作と呼ばれる作品には絶対に妙な計算が無いという事に気がつく。少々音質が悪かろうが、似たような楽曲ばかりであろうが、そんなことはあまり重要ではない。心に響くのは、アーティストの音楽に対する情熱が伝わったときである。単純に昔に戻らない所も、非常に彼ららしいと僕は思う。

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