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This Left Feels Right
メタラァ ★★ (2005-02-08 16:16:00)
BON JOVIの"アコースティック・リメイク・ベスト"盤。一応"アコースティック"としたけど全くのアコースティック作品ではないですね。しっかり"電気"使ってる曲もあります。
作りとしてはまさにライヴを意識したのでは?っていう感じです。ジョンの歌からそう思えましたね。オリジナルを"オシャレ"に崩して歌ってますから。小さなバーで気ままに歌っているようです。声域も、リラックスして歌えるように低くしてあります。
アコースティック向けのアレンジがメインなのでバラードっぽいアレンジが多くなるのは、まぁ当然といえば当然だと思います。それは別に構わないんですが…。
ただ、リッチーをはじめとしてバック・コーラスが少ない。つまり"ジョンが歌うためのヴォーカル・アレンジ"ばかりなのはちょっと残念ですね。例えばBLACKMORE'S NIGHTでいう『UNDER A VIOLET MOON』みたいに聴き手も参加できるようなアレンジ、そういうのがあればもっと良かったと個人的には思います。
全体的には興味深いアレンジの曲が多かったですね。『YOU GIVE LOVE A BAD NAME』のアレンジは面白い。
逆に『BED OF ROSES』は素直過ぎる気もしますね。「バラードのまんまかい!」みたいな。(笑)このアレンジでも好きですけど。(笑)
そうそう、折角こういうアルバムを作ったんだから『RUNAWAY』、収録すれば良かったのに。まぁバンド内で話し合って入れないことにしたのかも知れないけど。
同じような作品としてM.S.G.の『NIGHTMARE THE ACOUSTIC M.S.G.』という作品がありますが、個人的にはM.S.G.の作品の方が好きです。勝因は『BAD BOYS』のアレンジですね。BON JOVIの作品にもああいうアレンジがあっても良いかな、と。"アコースティック・ロック"みたいな。
やっぱりこういう"遊び""冒険"は大事だと思うし、目の付け所も違うな、という感じもします。
ただ、単純に、極めて単純に、このアレンジ・ヴァージョンを聴いて良いなと思えたものはアルバムの半分程度でした。
これらのアレンジはライヴでさらに映えそうなので(やっぱりジョンの歌唱が特にね)ライヴDVDを買ってみたいんですが、そこまでしようという気になるほど本作に魅了されてるかというと、う~ん…。
個人的にさら~っと聴きたいアルバム、…かな?難しいこと言わないでさ。

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