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Works, Volume 1 / EMERSON, LAKE & PALMER
いおっみ ★★ (2008-10-22 05:46:00)
デビュー作以来の「ソロの集積」
「BRAIN SALAD SURGERY」とツアーの後、長く沈黙したEL&Pの復活作。
バンドの歴史はここで大きく分断されていると思って良い。
そもそものスタートからEL&Pではなかった。
キースがソロとしてピアノコンツェルトを作曲、ロンドンフィルと録音しようとしたところ、グレッグとカールもこれに乗ってきたのだ。
結果、以下のようにアナログ片面ずつで分かれた2枚組が出来上がった(4面ともロンドンフィルとの共演曲が含まれている)。
A面:キースのソロ
B面:グレッグのソロ
C面:カールのソロ
D面:EL&P
A~C面のソロは個性が見えて非常に面白いのだが、キース面に比べグレッグ、カール面は小曲が多くて雑然としている。
カールはこの時に録音した20分以上の大作、Concert For Percussion1曲にすべきだった。
そうすればキース面との対比にもなるし、グレッグ面の小曲構成も活きてきたはずだ。
ちなみにConcert For Percussionはカールの「DO YA WANNA PLAY, CARL?」で聴くことができる。
D面のバンド作Fanfare For The Commonman、Piratesは勿論素晴らしいが、オーケストラなしのバージョンも良い。
特にEL&Powellの「LIVE IN CONCERT」バージョンは絶品だ。
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