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Reign in Glory / MAJESTY
せーら ★★ (2003-11-18 23:01:00)
自称"THE GERMAN KINGS OF METAL"・MAJESTYの2003年発表の3rdアルバム。
MANOWARっぽい戦士の描かれたジャケット、そしてMANOWARの名曲「BATTLE HYMN」をカヴァーしていることから、無名バンドの新作にも拘わらず即買いしてしまった。これがMAJESTYとの運命的な出会いである...。
始めは露骨なMANOWARのフォロワーぶりに半ば呆れて聴いていたものの(1st・2ndよりは独自性アリ)、次第にその徹底したヒロイックでダイナミックなサウンドに引き込まれ、「これはもしかして凄いバンドなのかも!!」と思い始めた。
ギターは無名な割に驚くほど表現力豊かで、素晴らしいプレイを随所で聴かせてくれる。ドラムもMANOWARのスコットコロンバスを彷彿させる力強いプレイで、実にたくましい。そして何と言っても曲が良い。詰めの甘さはあるものの、秀曲、名曲と呼べるものばかりだ。
しかし、悲しいかな。聴き込むにつれ徐々にボロが見え始めた。最初から気になってはいたのだが、ヴォーカルがガッカリするほどショボイのである。せっかく力んでカッコいいことを言ったのに、おならをしちゃって大失敗、みたいな感じ(笑)なまじエリックアダムスの真似をして歌っているから余計に悲しい。始めは「ヴォーカルさえ変えれば、このバンドはA級入りだ!」とポジティブに考えていたが、何と曲を書いているのがこのヘタレヴォーカリストだと分かり、意気消沈。
好奇心旺盛なMANOWARブラザーだけにオススメ。曲の素晴らしさは保証いたす。しかし、ヴォーカルは屁であるぞ(笑)

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