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The Glorious Burden / ICED EARTH
Resident Evil ★★ (2004-12-03 17:49:00)
2004年発表の7th。
アメリカはフロリダを拠点とする4人組正統派HMバンドの7th。JUDAS PRIESTを脱退したティム・オーウェンズを迎え制作された今作は今年発表された正統派メタル作品の中でも指折のアルバムに完成されている。リッパーというミドルネームを消し去り新たなスタートを切るかのティム・オーウェンズの凄まじいVoだけでも充分に聴く価値はあるのだが、頑固なほどに一貫された強靭な充実の楽曲が耳を惹く。南北戦争を基に作り上げられたコンセプトも秀逸で、本作のハイライトである終盤3曲で32分の映画のような壮大なスケールを伴った感動の組曲は圧巻。そして、それらを支えるバックの演奏も絶大で、特にメロディアスながらもざくざくしたクランチリフを聴かせるギターは効果的に作用している。だが、全体を通して音圧が少し低めなのが少なからずも気になる。「それが無ければ」などというほど大きな問題では無いのだが、次作では改善されていることを願う。まぁそんな事を言ってもこの作品の完成度が下がるわけでもなく、確かな充実度を誇る名盤なのに変わりは無い。
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