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T.N.T. / AC/DC
いおっみ ★★ (2004-01-28 01:50:00)
ワールドワイドリリースの『HIGH VOLTAGE』と2曲しか違わないオーストラリア盤2ndアルバム。
全曲ライブセット入りした唯一のアルバムで、屈指の名盤。
リズム隊がマーク・エバンスとフィル・ラッドに固定し、よく知られているAC/DCの姿になった。
1. It's A Long Way To The Top
2. Rock'N'Roll Singer
3. The Jack
4. Live Wire
5. T.N.T.
6. Rocker
7. Can't I Sit Next To You Girl
8. High Voltage
9. School Days
世界デビュー盤に入っているShe's Got BallsとLittle Loverも悪い曲ではないが、曲調がかったるくて間延びしている。
ところが、オリジナルのこのアルバムでは超速R'N'RのRockerやチャックベリーのカバーSchool Daysのおかげで最後までキビキビとノリがいい。
こうなるとThe Jackも俄然活きてくる。
たった2曲違うだけで『LET THERE BE ROCK』クラスの名盤になっているのだから凄い。
当選の事ながら全曲同一メンバー、同時期録音の統一感もしっかりとあり、「これこそが正しいアルバムの姿だ」と言わんばかりの説得力に満ちている。
この『T.N.T.』のまま世界デビューすれば良かったのだ。
なぜわざわざつまらなくしたワールドワイド盤『HIGH VOLTAGE』を出したのか?
全く理解に苦しむ。
CD化されているので、これから集めるならオーストラリア盤が良い。
ちなみにワールドワイド仕様では、Rockerは『DIRTY DEEDS DONE DIRT CHEAP』に、School Daysは『BONFIRE』に収録されている。
また、オリジナルLPのHigh VoltageとRockerはロングバージョンであり、これはCD化されていない。
→同意