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T.N.T. / AC/DC
殺戮の聖典 ★★ (2007-09-30 09:52:00)
デビュー・アルバム発表年と同年の'75年、やはりオーストラリア国内のみで発表された2nd。
ワールド・ワイド盤「HIGH VOLTAGE」の収録曲の殆どが本作からの選曲であることからも分かるとおり、中盤のバグ・パイプがいかした1曲目の「IT'S A LONG WAY TO THE TOP (IF YOU WANNA ROCK'N'ROLL)」からしてロックのスタンダードのようなかっこよさだし、リフが小気味良い「ROCK'N'ROLL SINGER」、ライヴではアンガスの尻出しパフォーマンスでお馴染みのブルージーなヘヴィ・チューン「THE JACK」、リズム隊の演奏が迫力に満ちた「LIVE WIRE」、オイ!オイ!の叫びがライヴでも大盛り上がりとなる代表曲「T.N.T.」、ハイ・テンションなハード・ロック・チューン「ROCKER」、トリッキーなギターがイカした「CAN I SIT NEXT TO YOU GIRL」、正にAC/DCならではのリフのかっこよさを持った前作のタイトル曲でもある「HIGH VOLTAGE」等、未だにライヴでもお馴染みとなっている名曲や好曲が多数収録された名盤である。
なお、「ROCKER」については、ワールド・ワイド盤では次作「DIRTY DEEDS DONE DIRT CHEAP」に収録されることとなる。
ワールド・ワイド盤「HIGH VOLTAGE」があれば十分とも言える内容ではあるが、ファンとしてはオーストラリア盤の前作と本作のいち早くの世界共通での流通を願う。

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