この曲を聴け! 

Hellfire Club / EDGUY
ギターの国から2002.遺言 ★★ (2004-05-12 02:00:00)
アルバムが発売されて2ヶ月、10回近くはこのアルバムを聴き通したと思う。
しかし、何故か前作『MANDRAKE』よりも楽しむことができない。
たしかに彼らの持ち味は十分に発揮されているとは思うのだが・・・何故?
しかし、漠然とだがなんだか理由がわかって来た気がする。
「ちょっとEDGUY、力みすぎたかな。」と。
前作に伴う多数のフェスティバルとツアーでヨーロッパや日本で人気と株を上げ、次が本当の勝負だという気概からか、気合が入りすぎた感があるのだ。それはアルバムの音からもジャケット写真からも判る。100%の力を出しすぎて空回りした。それが音に表れた。そんな気がしてならず、僕はこのアルバムを前作のようには楽しめずにいる。
そう思うと『MANDRAKE』は実にいい具合で歯車が回り、全力投球ながらも肩に力が入らず心はリラックスして作ることのできたアルバムだったんじゃないかと今になって思う。正に80%ぐらいの力、野球で言うなら打球が一番飛ぶ力。ジャケット写真も落ちついてはいるが中には秘めたるものが感じられるし・・・。
『MANDRAKE』は凄かったと思う。このアルバムを聴いてそう思った。
(しかし相変わらずドラムは聴いてて気持ちがいい!)

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