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Universe / UNIVERSE
火薬バカ一代 ★★ (2007-08-16 21:42:00)
ツインGにKey奏者を擁するスウェーデン出身の6人組が、バンド名をタイトルに冠して'85年に発表した、唯一のフル・アルバム。
第1次北欧メタル・ブームを代表する楽曲の1つとして知られる、劇的な名曲①で幕を開ける本作が素晴しいのは、
その①以外の楽曲も粒揃いであるという点。ブームの中で生まれ、ブームの終焉と共に消えていったB級バンドには、
「アルバムの中で1、2曲だけ良くて後は平凡」というパターンが少なくなかったわけだが、このバンドは別格。
中~後期RAINBOWから多大なインスピレーションを得たと思しきリフに、心地良く疾走するリズム・セクション、
繊細な表現力に長け、マイケル・シェンカーばりに泣きまくるG、ヒンヤリとした哀感と透明感を演出するKey、
そして声質こそ野暮ったいものの、確かな歌唱力で憂いに満ちたメロディを歌うVoといった要素に彩られた楽曲の数々は、
NWOBHMを通過した荒々しさと、北欧のバンドならではの叙情性が同居した、「これぞ北欧メタルの真髄!」と、
思わずガッツポーズ取りたくなるカッコ良さを誇る。
起承転結がバッチリ決まった様式美ナンバー①以外にも、メランコリックなメロディを伴って勢いよく疾走する②、
個人的には①に匹敵するアルバムのハイライト・チューンと認識している名曲③、猛烈に泣きまくるバラード④、
ダークな緊迫感が漂うスピーディな⑤、憂いを帯びた歌メロとKeyの良い仕事っぷりが光る⑥・・・と、端から挙げていくと
全曲について語れてしまうぐらい、名曲/佳曲がズラリ。要するに捨て曲なしの名盤てこってすな。
弱点といえば冴えない音質ぐらいのもので、発表当時、国内盤が発売されなかったという事実が
俄かには信じられない1枚。初期イングヴェイなんかが好きな貴方はマスト・バイ。

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