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Rock & Roll Machine / TRIUMPH
火薬バカ一代 ★★ (2007-12-16 16:54:00)
1stと2ndの収録曲をごっちゃにした、アメリカ・デビュー盤のタイトルも『ROCK'N'ROLL MACHINE』なので
結構紛らわしく、輸入盤を購入する際は注意が必要な、'78年発表の2ndアルバム。(斯く言う自分も、昔間違えました)
オーソドックスなアメリカン・ロック色が前面に押し出され、多少古臭さを感じなくもなかった
1st『IN THE BEGINNIG』に比べると、今回は収録曲の曲調に幅が出て来ているし、キャッチーなメロディも
そこココで聴く事ができるしで、いよいよTRIUMPHが本領を発揮し始めた感あり。
仄かな叙情味が心地良いロック・チューン②や、ジャズ/フュージョン風の展開がクールな都会派バラード・パートから、
力強くハードに盛り上がっていく組曲形式の③④、エメット先生の弾きまくりGプレイが圧巻の、エネルギッシュな
アルバム・タイトル・トラック⑧といった楽曲も良いが、何より素晴しきは、“WAR MARCH"
“EL DUENDE AGONIZANTE"“MINSTREL'S LAMENT" の3パートから構成される、10分近くに及ぶ大作組曲⑥。
クラシックにフラメンコ、プログレッシブ・ロックといった様々な音楽のエッセンスが絶妙なバランスで注入された、
TRIUMPHのセンスの良さが、見事に発揮されまくったドラマティック極まりない超名曲の1つ。
本作の成功を受け、TRIUMPHは米メジャーのRCAと契約、いよいよ世界市場へと乗り込んで行く事となる。

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