この曲を聴け! 

Soundtrack to Your Escape / IN FLAMES
とんがり雨 ★★ (2004-03-22 20:07:00)
まだあまり聴き込んでいませんが、一枚聴き終えてもう一回転させたくなる衝動に駆られます。自分にとって今回の作品の魅力がそれなのだと思う。
楽曲は地味で、そうそうヤング・ラジオさんが言って気が付いたのデスが、ゴシックさが漂っています。
アンダースは歌上手いデス。僕はそう思います。
のっけからその凄まじい(といってもこの手ではね)アグレッシブ感が伝わってきて良いんだけど、シャガールさんが言うように少しうるさく聴こえてしまうのも事実。ホントにドラムはドコドコ、ギターはザクザク凄いデス。
このバンド、出会ったのがライヴ盤だったのデスが、クールになったなと。あの頃の、初期の二作のメロメロしてた面影は感じられません。昔のようななんたらとありますが、正直そんなもの何処にあるのか自分のセンスでは見抜けません。メロディーの類が違ってきているのデス。前作からそれはそうでしたが。そう、この作品は前作の延長線上にあり、また前作から進化していると思います。
気付いたら、良いメロディが流れているなという程度でメロディ自体あまり主張性はないデス(そこで気付くメロディは本当に良いデスが)。過去の作品はギター(メロディ自体)が強い主張をしているので、「この曲は良い曲だ」と思えるのはそこのギターソロのメロディが良いから「この曲は良い曲だ」と思えるのだと思います。デスが近作はその強い、突出したメロディ主張が無いが故に楽曲全面通して「この曲は良い曲だ」と判断するしかなく、言ってみれば過去よりもっと楽曲全体でその曲の真価が問われるようなものになってきているのではと思うこともできます。もちろん過去の作品でも一曲通してもこれは良い曲だと感じる曲はありますけどね(でもそれらは一曲全面通して強い主張を持ったメロディが配されているのも事実デス)。

しかし、本編聴き終わってボーナスのCLYMANを聴いていて、「あ~やっぱり良いなあ~」なんてしみじみ思ってしまう自分も、やはり居るのでした。
→同意